若いころ、お出かけやオフィスコーデで迷ったときはすぐに黒に頼っていました。
ですが40代に入ってから、若いときにあれほど決まっていたブラックがとても安っぽく見えるようになってしまったのです。
なぜ黒が似合わなくなったのか考えてみたところ、体型の変化や顔に影ができたことなのだと気づきました。
40代からのブラックコーディネートは全体を重く見せず、顔を暗くさせないことがポイントになってくるのだと思います。
おおまかなポイントはこちら。
- 素材選び: 軽やかな素材を選びましょう。シフォンやリネン、レースなどの透け感のある素材や、光沢のあるサテンは重さを感じさせません。
- アクセサリー: ゴールドやシルバーのアクセサリーを取り入れることで、顔周りが明るく華やかになります。特にピアスやネックレスは効果的です。
- インナー: 顔周りに明るい色を持ってくると、全体が重たく見えません。白やパステルカラーのインナーをチラ見せすることで、バランスが取れます。
- 靴とバッグ: ブラック以外の色を選ぶことで、コーディネートに軽さが出ます。ベージュやグレー、メタリックカラーの小物がおすすめです。
- メイク: リップやチークに明るい色を使い、顔色をパッと明るくすることで、ブラックコーディネートでも暗く見えません。
これらのポイントを取り入れて、40代からも洗練されたブラックコーディネートを楽しみましょう。
では具体的にどのようなコーディネートがいいのか、参考になるコーディネートを提案していきますね!
黒を個性的に魅力的に着たかった私が試行錯誤して考えた着こなし術です!
黒コーデのコツ
全身がほぼ真っ黒になるブラックコーデですが、かっこよく着られる方法があります。
それは身体の外枠を考えてから最後にメリハリ。
これがコツです。
①今日着ていく黒い服を決めたら全体の「黒い部分=影を想像」しましょう
②「影」に合ったアウターを決めていきます。
③メリハリを入れて仕上げます。
皆さんがよく着る3つのシルエットでお伝えしていきます。
シルエットの確認
自分が今どのシルエットになっているかの確認は黒に限らずこれだけでアウターが上手くいきますよ。
シルエットに合わせたアウターを決めるということを、必ず把握しておきましょう。
冬のブラックコーデを成功させる最初のコツは「ラインを崩さないシルエット」作りです。
ライン別コーディネート
「Iライン」はパンツスタイルは簡単で色々な丈のアウターと合わせやすいシルエットです。
中の厚みに合わせて肩からまっすぐな外枠を作れたら大丈夫。
カラーアウターも活躍します。
Iラインワンピースはパンツと違い外枠を崩さないよう選びます。
シルエットが変わってしまうアウターは今回は避けましょう。
Iラインワンピースでは良かったライダースですが「Yライン」で合わせるともたついた印象に。
「Yライン」は上半身のシルエットを崩さないアウターがお勧めです。
トップスをすっぽり隠すアウターが向いています。
重厚感のあるコートも下半身がギュッと絞ったシルエットなので軽やかにまとまります。
「Aライン」は下半身のシルエットを崩さないようにします。
Aは未広がりラインを崩すと急に着ぶくれの印象を残してしまうのです。
だから外枠に馴染みやすい裾がやわらかなアウターがお勧め。
ロング丈はAと印象が良く季節の変わり目はやっぱりトレンチコートが便利です。
Aラインを崩さなければ春に向けたアウターはパーカーもいいですね。
ニットカーディガンも薄手ならAラインに違和感なく溶け込みます。
Yラインは上半身、Aラインは下半身を崩さないアウターと覚えておくだけで失敗が少なくなりますよ。
自身はどのラインか似合うか決めてしまえばアウターを多く買う必要がなくなります!
仕上げのメリハリで素敵に変身
黒には存在感のあるアクセントが効果的。
メリハリを作るのにこんな方法はいかがでしょうか。
棒状にしたネックレスを首に掛け片方に通しクロス、そして数回入れ込みます。
端をつなげればできあがり。
つなぎ目は後ろへ回してください。
黒い服の首元が明るくなりました。
ブラックコーデは顔回りが暗い印象になりがちなので明るい色をほんの少し入れるだけでもメリハリになります。
つい隠したくなるお腹まわりですがきらりと目立つベルトで大胆にメリハリを作ると引き締まります。
シルエットを決めたらラインを崩さないアウターを選びメリハリで仕上げです。
メリハリと言えば3首。
ブラックコーデでも効果的です。
バッグのアクセントは横からの姿にも自信が持てそうな気がします。
カラーアウターでメリハリ作り。
ショールやストールはアウターに埋もれず目を引く優れものです。
白っぽいショールはバッと華やかになります。
少し暖かくなってきたら足元から季節を先取りしても素敵ですね。
トレンドはほんのりと加えたい40代50代。
春のトラッドスタイルはジャケットが私たちの狙い所。
アクセサリーでメリハリを作りデニムパンツで堅さを取るコーディネートもいいですね。
「Iライン」ワンピースは暖かくなってきたらゆるりとサンダルでお出かけしたいです。
華や金属などガッチリした異素材のメリハリ作りは飽きがこないテクニックです。
ぜひ取り入れて下さいね。
小物やバッグをキラキラしたものや明るい色に変えるだけで黒コーデが華やぎます!
Yラインコーデ
甘さの無いアイテムで作るメリハリが吉。
パーカーやバッグのチェーンなど異素材でメリハリを作ったこちらの着こなし。
足元にもアクセントを作りました。
ローファーでチラリと肌見せもお勧めです。
靴を変えると雰囲気もかわります。
Yラインは下半身を崩さずすっきりアイテムでポイントを作るのが上手くいくコツです。
ぴったりパンツはロングブーツも合わせやすく異素材が入ることでリズムがつきます。
ここで私が簡単だと感じたメリット作りの方法を3つご紹介します。
1つは「金具が多く入ったデザインのアウター」
金具部分がきらめき、着るだけでメリハリを生みます。
2つめは「アクセサリー」。
個人的にはこの方法がいちばん好みです。
とくに光を集めるアクセサリーは地味さから抜け出させてくれます。
3つめは「アウターで色を加える方法」。
ほんとうに手っ取り早く全身がまとまります。
黒い服が好きな方ほど思い切ってアウターはカラー物を揃えると便利かもしれません。
Aラインコーデ
上半身と足元のメリハリが成功のカギ
茶色ベルトでウェストマークすると上半身をコンパクトに見せてくれます。
色のあるアウターと足元に色を入れるメリハリ作りはやっぱり簡単ですね。
春が近づいてきたらカーディガン。
中途半端な丈になりやすい上着も薄手なら違和感なく着られるかと思いました。
アウターもどんどん薄手の季節になっていきます。
足元のメリハリがあればシャツもOK。
春アウターを色々試してみてくださいね。
まとめ
すごく性格が暗くて恥ずかしいのですが目立たないようにと黒を好んで着ていたことがあります。
明るい色を着る人を眩しい目で見ながら地味な色を着て安心する自分がいました。
ところが40代を過ぎて突然黒が似合わなくなったんですよね。
この色の力強さに老いた自分の顔や体が負けてることに気が付いてしまったのです。
それからしばらく黒い服とはお別れしていた私。
数年たち今日のようなコツを取り入れたらそんなに似合わないと思っていたブラックが艶やかで魅力的な黒に変わっていました。
今ではブラックを着る時、いつもより自分が洗練されたような気がします。
最近は黒を着るたび大人の女って悪くないなって思います。
だから黒はわたしにとって年齢を受け入れられた色なのかもしれません。
今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント